<<前の記事 次の記事>>
 ● 植物達は「自分が見られることを知っている」かも・・・

 植物=緑

 ほとんどの人が、植物と緑とをほぼ同義語としてイメージしていると思われます。それほど植物は緑そのものであるとも言えるようです。植物は、地面の下で人知れず頑張っている根と、全体を支えている幹、光を受けやすいように葉っぱを分散させる枝、そして糖を生産する葉っぱに大きく役割が分かれています。

 そして、極めつけは、子孫の繁栄に欠かせない「種子」をめぐる巧妙な戦略。自分の仲間を増やし、血を受け継いでゆくためには、出来るだけ多くの種子を稔らせて、それを広く遠くに分散させる必要があるわけです。

 こんな植物達について、ず〜と昔から、すごく気になっていたことがあります。もし良かったら、一緒に考えてみて下さい。



まずは花の不思議

 一般に「おしべの花粉がめしべに着く」と実がなることは良く知られている。おしべの花粉をめしべに運ぶ役割は、風(風媒花)や昆虫(虫媒花)などが一般的。この内、風は別として昆虫が花粉を運ぶ場合を考えてみよう。

 昆虫は花の色や香りなどをめやすに飛んでくる。昆虫達は花のある所には「密や食べ物(花粉など)」が有る事を知っているから一生懸命飛んで来る訳だが、問題は植物が作る花の色や香りや密。植物は、なぜに葉っぱの緑とは全然違う赤やピンクや黄色の花を咲かせるのか???また、昆虫が好む蜜や香りをなぜに作るのか???

 それは、植物自身が「外からの目線で自分を見ている」からではないだろうか?「昆虫Aを惹き付けるためには、ピンクより黄色の花が効果的だ」とかいうことを知っていて、それを実行している・・・ように見える。つまり、ある意図をもった作戦の結果として「花の色・密・香り」などが作り出された・・・気がしてならないのだが。そうでなければ、花が緑で何が困るのだろうか???私にはさっぱりわかりません。

彼ら(彼女ら)は、きっと自分が見られることを知っているのだ。そして、昆虫達を上手にだまくらかして、花粉を運ばせているのだ。

次は実の不思議

 植物の種子の中には鳥達によって運ばれる種子(鳥散布)がかなり多い。この鳥達によって運ばれる小さな実(中に種子が入っている)は、いろいろな色を持ったものがかなり多い。植物が稔った種子を風や重力でポトンと落とすだけなら、実の色は緑でもいいはず。鳥に食べさせて遠くに運ばせ、中の種子をウンコと一緒に落とさせるためには、鳥が見つけやすい色や大きさでなければ効率が悪い。だから実に色をつける、「ここに美味しい実があるよ〜!!!」と。

 ただ、鳥達も単なるアホではないから、自分にも利益がないと種子を運んだりは決してしない。例え一度は騙されても二度目はない。その結果、両者の妥協の産物が「外側が美味しく、中はまずくて硬い種子」の形になったと考えると、ま、納得がいく。

 つまり、ここでも植物の作戦勝ちで、鳥達は上手にだまくらかされて「あっし〜」として使われているのだろう。

 これは植物が「鳥の目線で自分を見ている」ことの結果ではないだろうか?



 そんなこんなで、やっぱり「植物達は自分が見られることを知っている」と考えてしまう。

でも、大学の先生達や真面目な研究者達はきっと言うでしょう、「何をアホぬかす。全てが自然選択の結果です。」と・・・。でも、それではあまりにも夢がないし、第一楽しくない。

何事も、楽しくないよりは楽しい方が絶対にいい。それに、えらい先生方は、何を根拠に「植物達は自分が見られていることなんか、知るはずが無い!」と断言できるのか。もしその理由を知っているなら、是非教えて欲しいものです。

ただし、その理由が「学校で習わなかったから」とか「学会の常識」なんてのは勘弁してもらいたいのですが・・・。20世紀までの常識が、必ずしも21世紀に常識であり続けるという保証など、たぶん無いでしょうから。

21世紀には、植物と人間とのコミュニケーションが飛躍的に進むことを期待しています。

<<前の記事 次の記事>>